こんにちは。
海津屋 中野とっとです。
日本ミクロモザイク協会の理事でもあります。
普段イベントのお知らせばかりをしているホームページの投稿ですが、
ミクロモザイクの魅力を、「もっと深く」皆さんにお伝えしたくて、
コラムを書いてみることにしました。
![](https://kaizuya.tokyo/wp-content/uploads/2022/12/AZQS2713-700x700.jpg)
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今回は、まず生徒さんからよくある質問、
「手元にあるパーツでぴったり合うものがない場合、
どうしたらいいですか?」
ミクロモザイクの材料、ガラスパーツは手作業で作っています。
なので、見本通りきっちりと同じように入りません。
だからピッタリきっちり、収まるパーツが必ずしも手元にあるわけではありません。
その隙間にピッタリ合うものがなければ、納得のいく完成をあきらめるほかないのでしょうか。
![](https://kaizuya.tokyo/wp-content/uploads/2022/12/IMG_4879-700x467.jpg)
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ちょっと視点を変えて
ヴィンテージの魅力から
その答えを探ってみましょう。
近頃「ヴィンテージ物のMicroMosaicが大好きで」という方が多くなってきて、
魅力が見直されてきていることをとても感じています。
ここで、細やかな細工の、
それぞれの部分を注意深く見てください。
例えば、
✓ 中心の葉っぱの置き方
✓ まわりの渦巻き模様の入れ方、
実はきっちり同じパーツが、同じように並んでいるわけではありません。
葉っぱが左右対称になっているわけでもありません。
四隅の幾何学模様のパーツも時には横向きに置かれていたりもします。
だけど、とても魅力のある一品。
同じようなものが、ウン万円で売られています。
ただ古いから?
希少になってきたから?
それ以上に、緻密でカラフルで
「現代にはない、何か」に惹かれる魅力がつまった一品。
こんな作品を目指したい!
という方も多いでしょう。
なのに!
ハンドメイドといえど、
ビーズや紐など、材料は同じ大きさ、同じ色、
きっちりと規格が揃ったものが品質の良いものとされて
それにみんなが慣れている現代。
「手作りが好き」と思いながらも
「きっちり同じものではなくてはならない」いう
概念に縛られていませんか?
今回のタイトル「いい加減」は、
責任を放置するというような悪い意味ではありません。
ただただ、作品作りに技術的な「きちんと」を追求するのではなく、
ただただ、規格的な作業で作品を作るのではなく、
全体的な「良い加減」を求めて自分の作品の魅力を作っていく。
逆にきっちりとできてはいないのに
全体的に心地よくまとまっている。
そんなところが
量産された部品で作られた現代の商品にはない、
ミクロモザイクの魅力なのではと
私は思っています。
![](https://kaizuya.tokyo/wp-content/uploads/2022/12/DYOL9055-1-700x525.jpg)
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ただの作業だけでは終わらない「ミクロモザイク」。
細かいし、時間がかかるし、簡単に見本通りに作れるわけじゃない。
だけどそこに魅力を感じたら
他の人には作れない、
あなたの魅力がつまった作品を生み出すことができます。
そんな方々が徐々に集まってきています。
あなたも「あなたの」ミクロモザイクを作ってみませんか?
とりあえず「体験してみよう」と思ったら、
予約カレンダーからどうぞ
オンラインでも受講できます。
ちょっと気になったら、お気軽にお問合せ下さい。