とんぼ玉とミクロモザイク海津屋

株式会社海津屋
一般社団法人日本ミクロモザイク協会(本部)

TEL 03-3927-2217(10:00-17:00)
不定休(来店時要予約)

〒114-0001
東京都北区東十条4-7-18-2F

「いい加減」が生み出す魅力

こんにちは。
海津屋 中野とっとです。
日本ミクロモザイク協会の理事でもあります。

普段イベントのお知らせばかりをしているホームページの投稿ですが、
ミクロモザイクの魅力を、「もっと深く」皆さんにお伝えしたくて、
コラムを書いてみることにしました。

今回は、まず生徒さんからよくある質問、
「手元にあるパーツでぴったり合うものがない場合、
どうしたらいいですか?」

ミクロモザイクの材料、ガラスパーツは手作業で作っています。
なので、見本通りきっちりと同じように入りません。
だからピッタリきっちり、収まるパーツが必ずしも手元にあるわけではありません。

その隙間にピッタリ合うものがなければ、納得のいく完成をあきらめるほかないのでしょうか。

ちょっと視点を変えて
ヴィンテージの魅力から

その答えを探ってみましょう。

近頃「ヴィンテージ物のMicroMosaicが大好きで」という方が多くなってきて、
魅力が見直されてきていることをとても感じています。

ここで、細やかな細工の、
それぞれの部分を注意深く見てください。

例えば、
✓ 中心の葉っぱの置き方
✓ まわりの渦巻き模様の入れ方、

実はきっちり同じパーツが、同じように並んでいるわけではありません。
葉っぱが左右対称になっているわけでもありません。
四隅の幾何学模様のパーツも時には横向きに置かれていたりもします。

だけど、とても魅力のある一品。
同じようなものが、ウン万円で売られています。

ただ古いから?
希少になってきたから?


それ以上に、緻密でカラフルで
「現代にはない、何か」に惹かれる魅力がつまった一品。


こんな作品を目指したい!
という方も多いでしょう。

なのに!


ハンドメイドといえど、
ビーズや紐など、材料は同じ大きさ、同じ色、
きっちりと規格が揃ったものが品質の良いものとされて
それにみんなが慣れている現代。

「手作りが好き」と思いながらも
「きっちり同じものではなくてはならない」いう
概念に縛られていませんか?


今回のタイトル「いい加減」は、
責任を放置するというような悪い意味ではありません。

ただただ、作品作りに技術的な「きちんと」を追求するのではなく、
ただただ、規格的な作業で作品を作るのではなく、
全体的な「良い加減」を求めて自分の作品の魅力を作っていく

逆にきっちりとできてはいないのに
全体的に心地よくまとまっている。

そんなところが
量産された部品で作られた現代の商品にはない、
ミクロモザイクの魅力なのではと
私は思っています。

ただの作業だけでは終わらない「ミクロモザイク」。
細かいし、時間がかかるし、簡単に見本通りに作れるわけじゃない。

だけどそこに魅力を感じたら
他の人には作れない、
あなたの魅力がつまった作品を生み出すことができます。

そんな方々が徐々に集まってきています。

あなたも「あなたの」ミクロモザイクを作ってみませんか?

とりあえず「体験してみよう」と思ったら、
予約カレンダーからどうぞ

オンラインでも受講できます。
ちょっと気になったら、お気軽にお問合せ下さい。